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東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 磯貝・江前・齋藤・竹内研究室

研究紹介

研究紹介

ペーパーエレクトロニクス 

微小な液滴を飛ばす技術により印刷を行うインクジェット方式は、紙への個人的な記録から商業印刷にも使用される社会の基盤技術として地位を固めました。通常の印刷を超えて、インクジェット印刷技術を生かし、種々の機能性"インク"を使った微細構造形成も発展しており、印刷エレクトロニクスや液晶フィルタ作製などが実際に行われています。しかし、従来の基材は紙ではありませんでした。

紙そのものに種々の導電性機能性インクを使って、表面に微細なパターニングを行い、例えばそれをエレクトロニクスにできれば、シリコンウェーハなどを使う必要がなく、大面積で効率よく生産できるフレキシブルなデバイスになります。紙はリサイクル可能なバイオマス材料であり、持続的な林業の下では原料は無限に供給可能であり、安価で、生産技術が確立された優れた材料です。このような紙素材に有用な微細構造を安定して形成できれば、大量生産型の易廃棄型材料にすることができます。“易廃棄型”は適切な言葉ではないかもしれませんが、実際には古紙としてリサイクルが可能となり、返却不要のワンウェイ商品となれば、輸送コストが不要であるため化石資源エネルギーを使う必要がなく地球環境の保全にも貢献します。各種産業向けのデバイス、セキュリティキー、家庭で作れる電子基板などへの用途展開が開けてゆくでしょう

銀ナノインクを使った配線の導通性を示すLEDの点灯、及び配線の3次元形状

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