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東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 磯貝・江前・齋藤・竹内研究室

研究紹介

バイオ系ナノ材料

TOCNのバイオナノ複合材料 

TEMPO酸化セルロースナノファイバー(TOCN)は、超極細幅でアスペクト比が高く、結晶性も高いため、機械的な強度に優れ、熱に対する安定性を示します。その優れた材料特性により、TOCNをごく少量(数%)汎用プラスチックに複合化するだけで、そのプラスチック材料の機械強度や熱安定性を著しく改善することができます。TOCN表面には高密度のカルボキシル基が存在するため、これを足場とした化学改質により多種多様なプラスチック素材と複合化することが可能となります。

TOCNのナノ複合化により、汎用プラスチックの高強度化や薄膜・軽量化、それに伴うプラスチック使用量や運搬コストの低減、表面加工性の向上等が期待できます。また、プラスチック材料の耐熱性向上は、用途拡大や生産工程の効率化につながります。さらに、生分解性プラスチックと複合化すれば、高性能で環境にやさしい新規バイオナノ複合材料を開発することができます。

Fujisawa, S.; Okita, Y.; Saito, T.; Isogai, A. Cellulose 2011, 18, 1191-1199.

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