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東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 磯貝・江前・齋藤・竹内研究室

研究紹介

多糖及びプラントサイエンス

高分子量(1→3)-β-グルクロン酸の調製 

自然界には、植物の主構成成分であるセルロースやカニや昆虫などの甲殻類に含まれるキチン以外にも多種多様な多糖類が存在しています。このような多糖類の一つとして、(1→3)-β-グルカンが挙げられます。(1→3)-β-グルカンは、植物やキノコなどの菌類、酵母、微生物などに含まれています。近年では、(1→3)-β-グルカンの持つ抗がん作用や抗ウィルス作用などの特異的な生理活性に着目した研究がなされています。しかしながら、(1→3)-β-グルカンは一部を除き水に溶解しないため、何らかの手法により水溶性を付与することが必要です。

当研究室では、TEMPO触媒酸化により水不溶性の(1→3)-β-グルカンから、均一な化学構造を持った水溶性の(1→3)-β-グルクロン酸を調製することに成功しており、現在様々な分野への応用展開を検討しています。例えば、元の(1→3)-β-グルカンの持つ生理活性を活かせれば、医薬・化粧品分野への応用展開が期待できます。

Tamura, N.; Hirota, M.; Saito, T.; Isogai, A. “Oxidation of curdlan and other polysaccharides by 4-acetamide-TEMPO/NaClO/NaClO2 under acid conditions” Carbohydr. Polym. 2010, 81, 592-598.

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