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東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 磯貝・江前・齋藤・竹内研究室

研究紹介

多糖及びプラントサイエンス

植物細胞壁の形成 

地球上のセルロースの大部分は植物の細胞の活動によって生産され、その細胞壁に堆積されています。この植物細胞の活動をふたつの観点から研究しています。

  1. 細胞分裂の制御機構:植物の細胞は固い細胞壁を形成するとその形を変えることはできません。細胞の形や伸長方向は、細胞分裂時にほぼ決定され、それを決めるのは分裂時にもとの細胞を二つに分ける隔壁の挿入位置です。隔壁の挿入位置決定には、直径約25nmのチューブ状構造をしたタンパク質である微小管が関わっていると考えられています。微小管は、細胞の伸長や細胞壁の形成にも関わる分子であり、状況に応じて配向を変化させます。電子顕微鏡トモグラフィーによる三次元解析を用いて、微小管やそれを取り巻く微細構造を調べ、細胞分裂時の微小管配向制御について明らかにしようとしています。
  2. 木質細胞壁の形成:樹木は光合成によって取り込んだ二酸化炭素を代謝し、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどの物質を堆積した厚い木質細胞壁を形成します。樹体内での代謝物質の移動と細胞壁の堆積過程について、電子顕微鏡観察と元素マッピングの手法を用いて明らかにしたいと考えています。

Takeuchi, M.; Karahara, I.; Mineyuki, Y. “Microtubule-Microfilament Interaction in the Preprophase Band Formation” 大阪大学超高圧電子顕微鏡センター年報, 2009, 38, 40-43.

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